遠い聖夜


それはきっと、とても小さなことで。
でも、
小さな私にとっては、とても大きなことで。

幸せな夢は破られて、
悪い夢がゆっくり膿みはじめました。

あの時刺さったトゲは
今なお痛むのです。
あの時つけられた傷は
悪化する一方なのです。

いつかのあの日、
曖昧に笑うことしか出来なかった私。
怒ればよかったのでしょうか。
泣けばよかったのでしょうか。

ねえ、
私を独りにしたアナタは
今も誰かと笑っていますか?
幸せな夢を見ていますか?

お返しが遅くなったけれど、
今度は私があげる番。
だから待っていてね。
私の大切なサンタさん。



11/12/25

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