いつかの太陽


眩しく照らすその光は
肌を突き刺す激しさを持っていて
お前にはここは早すぎるのだと告げた
肌の痛みと悔しさで涙を流しても
すぐに乾いてしまって
それが一層涙を誘った


緩やかに照らすその光は
僕にとってはただ眩しいだけで
激しさのなくなった光は
肌を傷つけることも無いのに
体のどこか奥のほうが痛いような気がして
なぜだか涙がこぼれた


こんなあなたを見るくらいなら
こんな僕になってしまうくらいなら
あの時あなたに近づいて 光を失ってしまえばよかった
あなたを嫌いながらも 痛いほどの強さに憧れていたのに
たとえ傷つけられても あなたの輝きに惹かれていたのに


11/02/20

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