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「絶対に死ぬもんか！ ずっと一緒にいるって決めたんだから！」 絶対なんてものがないと知ったのは 永遠なんて幻想だと知ったのは 遠いあの日 あなたを失った夜 あれから何度か季節が廻って あなたを想って涙する日が減った それがいけないように思えて 昔の日記を引っ張り出した 少しでもあの悲しみを思い出すために あなたを助けられなかった自分を罰するために 黄ばんだノートをパラパラ捲って 飛び込んできたのは あたなを失ってしばらくして綴った言葉 悲しみはたくさんの思い出が包んでくれるから いつしか「ごめんね」が「ありがとう」になれるんだ 今はほんの少ししか分からなくて きっと一生かかっても分からないだろうけど それでいいよね 今は謝ることしかできないけど いつか きっといつかは 笑ってあなたのことを思い出せるようになりたい ……やだなあ 昔の私のほうがしっかりしてる もう 悲劇のヒロインごっこはお終いにしよう いつか―きっと何十年も先だろうけど― 私もそっちに行くから そのときは 「ありがとう」を言わせてね 08/12/08 戻る |