あさ


私の朝はまだ来ない


光が優しく世界を包む
人はそれを朝と呼ぶけれど
私はずっと夜のまま

あなたの「おやすみ」で私の夜が始まって
あなたの「おはよう」で私の朝が来るから

「おやすみ」って言ったまま
あなたは何も言わなくなったから
私はずっと待っているの

もう待つことに疲れたけれど
あなたの「おはよう」が何より好きだから
私はずっと待ち続けるの
本当のことに目を背けながら


――私の朝は、もう来ない



6年ほど前から書きたかったもの。やっと形にできました。
07/03/19


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