君に二度目の恋をした


僕に縛られていない君は
とてもキラキラしていた
あの笑顔はもう僕のものじゃない
たったそれだけのことで
僕の胸はギシリと痛む

触れたいとか
独り占めしたいとか
そんな気持ちはどこかへ行って
ただ君がいる
僕に笑いかけてくれる
それだけで泣きたいほど幸せなんだ

優しい声が
まっすぐな長い髪が
しなやかな指が
こんなにも愛おしいものだったなんて

ただただ君を欲しがっていた幼い僕は
そんなことも知らなかったんだ

いまさら後悔してももう遅いけど
身勝手な僕は 君に二度目の恋をした



07/10/13

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