002 鎖


首輪に繋がれた鎖が鈍く光る
その先は遥か上
登ろうとする気力も奪われるほど


私は1本の鎖で宙ぶらりんになっている
首輪が食い込んで息が詰まる
この鎖が外れる日を夢見て
私は今日も掻いている


けれど
この鎖がなくなれば地面へまっさかさま
地面はどれくらい遠いのだろう


私は今日も掻いている
鎖を外したいと願いながら
指は検討外れの場所を探っている



「006 首輪」に続きます。
06/11/07


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